自分自身になるために、生まれてきた。

きっと自分は、自分自身になるために、この世に生まれてきた。 生きるとは、自分にとって、自分が自分自身であるということなのだから。 世界でたった一人の、かけがえのない、ありのままの自分であるために。

悩みの原因 2

無意識のうちに、つまり過去の自分という空想から、いまここの現実に存在している自分自身に返ることが、すべての解決の道なのである。

しかし、巷には、この空想を修正しようとする方向しか、今までなかったのではないだろうか。

空想を修正しようとしても、それは空想を、空想によって作り変えようとしているだけである。
それはどこまでも空想であって、その方向であるならば、いつまでも今ここの自分にはなれない。

それに長い間ずっと苦しめられてきた無意識の空想は、そんなに簡単には修正できるはずもない。

空想は修正するのではなくて、空想から抜け、覚めることこそが、空想を解決するということなのである。

悩みの原因 1

悩みの根本的な原因は、頭の中で、自分が依然として過去の自分を繰り返し再現してしまっていることにある。

自分の問題について、意識では全く自覚できない無意識のうちに過去の自分に戻ってしまっていることが、一番の原因なのである。

それは、意識下で催眠にかかっていて、過去に退行しているともいえる。
そして、同じように催眠にかかってしまっている人はかなり多いのではないだろうか。

だから、悩みの解決には、その催眠から覚めることなのである。
催眠にかけるのではなく、解くことなのだ。

それはつまり、空想から、今ここの現実に存在している自分自身に返る、ということである。

そして、その催眠状態から覚醒し、本当の自分である、現実の自分に気づいていくための手順を、クライアントとともに一つ一つ進めていくことこそ、セラピーの本質なのだ。

すべては自分で決めている。

私はずっと後悔と、虚しさと、悔しさを感じながら生きてきた。

生きることが苦しくて、つらくて、どこにも自分の居場所が見つからなかった。
だから、何年も引きこもり、数え切れない転職を繰り返した。

ずっと他人の視線がこわくて、一人では行ける場所がなかった。
一人では入れる店がほとんどなかった。

どこにいても他人に気に入られようと、他人の顔色をうかがい、自分を殺して生きてきた。
やりたいことが何一つできず、大事なことを積み上げていくこともままならなかった。

私の過去は、そういう過去だった。
そんな惨めで、情けない過去だった。

そして、私がそういう人間だったからこそ、他人を見下したり、利用したり、自分のマイナスを他人に押しつけようとする人間ばかりが、いつも私のまわりに群がってきた。

それは、一見、他人に一方的にそういう扱いを受けてきたように見えるかもしれない。
しかし、じつはすべては、そうなるように自分が決めていたともいえる。

もちろんすべて、本当の自分自身が決めていたわけではない。
はるか昔から同じパターンを、盲目的にただ繰り返していただけの自分が、空想の中で人格化し、今の自分と一体化した過去の自分が、決めていたのである。

結局、プラスだろうが、マイナスだろうが、空想で過去の自分と一体化して、それが本当の自分だと思いこんでいるだけだ。
まだほとんどの人間が、頭の中で、過去の自分になって生きている。

その結果が今なのだ。
ほとんどは今この瞬間に、過去の自分になって生きている。
だから、ずっと同じことを繰り返し、決して変わることはない。

そういう過去の自分から抜け出して、今ここの自分自身になること、それが本当に変わるということだ。

そして、過去の空想から抜け出した今ここの自分は、本当の未来とつながっている。
魂が本当に望む未来と一直線につながっている。

未来とつながることでしか変わらない 2

もうこんな自分は嫌だ、
もうこんな苦しみは嫌だ、
もうマイナスは嫌だ、

でも、どうしようもない、
何もできない、

このまま苦しくて、
虚しくて、
何の意味もなく、

ただ自分の人生が終わっていくのか、


そう心から思った人にだけ、

だからこそ、

心の底からこうなりたいという未来が、
初めてできる。



過去のやり方で何とかなっているうちは、
本当の未来はない。

単にそういう過去を永遠に再現していくだけである。



過去に失敗ばかりだった人、

敗北にまみれて生きてきた人、

マイナスばかりだった人にこそ、


本当の未来ができる。



そして、そういう人は、

本当の未来とつながることでしか変わらない。



でも、それで本当に変われる。

未来とつながることでしか変わらない 1

未来とつながることでしか、本当には変わらない。

たいていの人は、過去をずっと繰り返してきただけだから。



過去にプラスを多く取ってきた人は、
そのやり方で現在もプラスを取り、

現在マイナスで苦しんでいる人は、
過去のマイナスをそのまま繰り返している。

しかし、どちらも、
今ここで過去の自分を再現しているだけだ。



未来だと思っていることも、
実は未来という名の過去に過ぎない。

未来とは、過去とは全く違うものだ。



過去とは、記憶の中にしかない。

過去は、空想だ。



本当の未来は、空想ではなく、個人の意志と全ての総意から作られている。

過去にマイナスを経験し、やり尽くしたといえる人にこそ、本当の未来がある。



過去がマイナスで、
何とかしようとしても、
どうにもならなくなった人だけが、

過去とは違う、
過去を再現するだけの未来ではない、

本当の意味の未来を作ることができる。

2つの生き方

人には2つの思考しかない。

過去から思考する過去思考と、未来から思考する未来思考と。



過去思考とは、過去に考え、感じ、行動していた自分の事だ。

だから、過去でプラスをより多く取っていた人は、 そういう自分で考え、感じ、行動し、
今も同じようにプラスを取り続ける。



それに対して、過去でマイナスを繰り返してきた人は、 過去思考で生きるなら、どう頑張っても、再びマイナスを繰り返す事になる。

マイナスばかり繰り返してきた人は、 未来思考の自分になる事でしか変われない。

しかし、いまだ大半の人が過去思考の呪縛の中にいる。



未来思考の自分とは、 輝かしい自分の未来とつながった今現在の自分の事だ。

実は、マイナスをずっとやってきて、マイナスをやり尽くした人には、 これから先に本当の自分が望む輝かしい未来がある。

過去にとらわれ続け、過去を繰り返していた自分から抜け出した時、 それは次第に現れてくる。



それが未来とつながるという事だ。

その時、そういう未来の自分として考え、感じ、行動する事ができるようになってくる。



それが過去思考の自分から未来思考の自分に変わるという事の本質であり、 人が本当に変わるという事だ。

アダルトチルドレン 7

実は、父も、その子供時代同じような家庭環境で育っていたアダルトチルドレンだった。

父にも、おそらく自尊心、自己愛に欠けていたところがあったのだと思う。
自分の劣等感をアルコールで埋めようとし、さらに、家族に自分の鬱憤をぶつけることで、それを晴らそうとしていた。

つまり、父はその幼児期に一番欲しかったはずの両親からの愛情を受けられなかったために、子供時代やはり安心して子供らしく振る舞うことができなかったのだ。

それを大人になってから、子供のように感情の赴くまま身勝手に振る舞い、それを家族は受け入れていたのだ。

父の子供時代も、その父親が、毎日のように酒を飲んで荒れては、家中のものを外に放り投げては破壊していたという。
子供時代の父も、子供らしくはいられない、絶えず脅かされるような環境の中で育ったのだ。

父の深いところにあった劣等感は、自分自身に対する低い自己評価、すなわちネガティブなセルフイメージによるものだった。

ネガティブなセルフイメージというものも、やはり間違った思い込み、認知の歪みだ。

そして、父とおれのように、さらにこういう間違った思い込みによる悲劇が、世代間で受け継がれていくように見える。
これが世代間連鎖というものだ。

この社会では何と多いことだろう。

アダルトチルドレン 6

幼い頃、絶えず脅かされる環境の中で、おれは我慢することを覚え、自分を殺すことを選んだ。

もし仮に、その時自分が父に反抗していたなら、ますますその時の父を助長させてしまっただろう。
だから、それだけは、絶対に避けなければならなかった。

その頃の自分にとって、すべてにおいて我慢すること、自分を殺すことは、それ以上状況を悪化させないことであり、反対に、父に反抗することは、状況をますます悪化させることだった。
つまり、我慢すること、自分を殺すことが良いことであり、正しいことだったのだ。

それは、その頃の自分にとって確かにプラスだったのかもしれない。
当時の自分は、そうすることでしか自分を守ることができなかったのだから。

しかし、それは同時に、それ以後の人生の自分にとっては、反対に、自分自身にマイナスを招き続けてしまう間違った思い込みだったのだ。

そういう間違った思い込みのまま、大人になっただけのおれは、家庭以外の他人に対しても、我慢すること、自分を殺すことを自分自身に強要し続けた。

他の人ならば、大人になったら、普通に自分を主張し、他人に適切に対応できるだろう。

しかし、おれの場合は、この間違った認識が、自分の心の深いところで見えないブレーキとなっていて、他の人のようにはできなかった。
自分の中の常識は、他の人とは昔から違っていたのだ。

そういった、自分の中で常識になっていたもの、間違った思い込み、心理学の言葉でいえば認知の歪みというものを、それ以後の自分は、一度リセットする必要があった。

カウンセリング、セラピーは、このような、その人自身の持つ間違った思い込み、認知の歪みを修正する方法なのだ。

アダルトチルドレン 5

おれのような機能不全の家庭に育ち、自分より他人の顔色を伺うことでしか生きてこれなかった人間にとって、最も欠けているものが、自己愛であり、自尊心だった。

自分の感情も、言いたいことも抑え込み、すべてにおいて我慢し、他人を優先し自分を殺してきたということは、自ら自分自身を愛することを放棄して生きてきたということだった。

アダルトチルドレンのおれは、何よりも自分を愛することができなかった。
自分で自分を軽く扱い、惨めにしてきた。

そして、そういう弱い人間に、どんな人間が寄ってくるかというと、いつの時も他人を利用する狡い人間だった。

自分を主張することができず、他人の要求に嫌と言えない人間は、彼らにとっては絶好のカモだったのだ。

おれは昔からそういう人間たちによく利用されたし、よく騙された。
一つ一つの経験を書くと、きりがない。

おれは、自分は、一体何のために生まれてきたのかわからなかった。

でも、今のおれには、はっきりとわかる。
おれは、そんな自分から自分自身を取り戻すためだけに、今まで生きてきた。

そして、そのために、おれは生まれてきたのだ。

アダルトチルドレン 4

大人になっても、おれは自分を殺し、他人に迎合し続けた。

26歳になっていた時、おれは、ある会社にいた。
そこで新人の歓迎会があった。
その時、おれも、他の部署からその部署に変わって、少し経った頃だった。

2時会の時、おれは、その部署におれより早くいる、ある一人の年下の相手から屈辱を受けた。

新人もいる大勢の前で、テーブルにあったポテトサラダを、いきなり相手の手で思い切り口いっぱいに押し込まれた。

咄嗟のことで、何も対応することができなかった。
相手が右手いっぱいに皿から掴んで、そのまま口に思い切りねじ込んでくるままだった。

その場にいた何人もの人間が、おれを見て笑っていた。
おれにポテトサラダをねじ込んでいる相手も、あざけるように笑っていた。

そして、今でも信じられないことだが、その時おれも、そうされながら笑っていたのだ。

おれの頭は、その時きっと思考が停止していた。
いきなり相手にされた屈辱的なことに、どういう反応をしたら良いかが全くわからなかった。

だから、きっと、ずっと昔から他人に対して最も無意識に続けてきた反応をしてしまったのだろう。

そして、驚くべきことに、相手にそうされた悔しさや怒りを、その場ではほとんど感じることはなかった。
無意識に自分で自分に感じなくさせていたのだ。
もうそれは、その頃になると、自動化されるほどになっていた。

だから、自分自身を取り戻し、その時のことを思い出して、怒りと悔しさが自分の中から本当に湧いてきた時には、もう何年も経っていた。

他人は、とっくにそんなことなど忘れている頃だった。

すべては、自分で自分の本当の感情を抑え、感じなくし、自分の言いたいことも、やりたいことも、全部自分で葬ってきたためだった。

おれは、ずっと自分で自分を殺し続けた。
その結果、受け取ったものは、他人に軽く見られ、見下され、あざ笑われることだった。

そして、これは、自分がアダルトチルドレンとして生きてきた中の一つの出来事でしかない。
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