自分の弱さを受け入れるのではなくて、自分の弱さを嫌っている自分を受け入れることができた時に、おれは楽になることができた。

その時、最も大切なことは、自分の心の中のものに正直に向き合い、そのすべてをありのままに受け入れるということだと知った。
そして、それは、自分を受け入れたくない自分というものさえ、そっくりそのまま受け入れる、ということなのだと。

自分を嫌いな自分がいてもいい。
自分を無理に好きになる必要もない。
自分の心の中にあるものを、ただ正直に認めるだけだ。

自分自身を愛するとは、自分を無理に好きになろうとすることではなく、自分の中にあるいろいろな感情を、そのまま受け入れてあげることなのだ。
大切なことは、自分の心の中を誤魔化さないということだ。

それができた時、自分が大きく変わった気がした。
なぜなら、それができる自分とは、今までよりももっと視点の高い所から、いろいろな自分を俯瞰できる自分なのだから。

そういう自分にとっては、自分の弱さも、強さも、ただありのままにあるものに過ぎない。
そして、そういう自分だからこそ、自分をありのままに受け入れることができるのだ。

また、不思議なことに、今までの自分に対する印象も変わった。
嫌いだった自分の中の弱い自分でさえ、好きになれなくてもそれがあったから、本当の自分自身の強さが持てるのだということにも気づいた。

俯瞰できる自分になることが、変わるということの本質なのだ。
結局、変わるとは、今までの自分から、より高い視点を持った自分自身へと抜けることなのだ。

そして、そういったすべてが、自分が、自分自身へと近づいていく過程なのだ。