悩みの根本的な原因は、頭の中で、自分が依然として過去の自分を繰り返し再現してしまっていることにある。

自分の問題について、意識では全く自覚できない無意識のうちに過去の自分に戻ってしまっていることが、一番の原因なのである。

それは、意識下で催眠にかかっていて、過去に退行しているともいえる。
そして、同じように催眠にかかってしまっている人はかなり多いのではないだろうか。

だから、悩みの解決には、その催眠から覚めることなのである。
催眠にかけるのではなく、解くことなのだ。

それはつまり、空想から、今ここの現実に存在している自分自身に返る、ということである。

そして、その催眠状態から覚醒し、本当の自分である、現実の自分に気づいていくための手順を、クライアントとともに一つ一つ進めていくことこそ、セラピーの本質なのだ。