無意識のうちに、つまり過去の自分という空想から、いまここの現実に存在している自分自身に返ることが、すべての解決の道なのである。

しかし、巷には、この空想を修正しようとする方向しか、今までなかったのではないだろうか。

空想を修正しようとしても、それは空想を、空想によって作り変えようとしているだけである。
それはどこまでも空想であって、その方向であるならば、いつまでも今ここの自分にはなれない。

それに長い間ずっと苦しめられてきた無意識の空想は、そんなに簡単には修正できるはずもない。

空想は修正するのではなくて、空想から抜け、覚めることこそが、空想を解決するということなのである。